オフィシャルブログBlog
写真洗浄のボランティア
この度中国地方を襲った豪雨災害に遭われた方に
心よりお悔やみ申し上げます。
なかなか関東にいるとそこまで緊張感のある情報も少ない中
岡山の友人でもある写真館関係者が写真洗浄のボランティアを募集しているという事で、微力ではありますが弊社スタッフ一名を派遣させていただきました。
水害のために泥水の中に水没してしまった写真は、なるべく早く洗浄して
乾燥させてあげないと、カビやバクテリアが発生し、画像を分解してしまいます、ただ、避難活動をしながら日々の生活がままならぬ時になかなかそこまで手が回りません。
日々写真を通じた思い出作りを生業としている私たちですので、写真洗浄をお手伝いさせていただく事で、被災者の方に少しでもお力になれればと思ってます。
友人の写真館には既に捌ききれないほどの大量の写真が持ち込まれておりました、真水で洗いながら泥を落とし、ゆっくりと一枚一枚アルバムから剥がしてゆきます。
悲しい出来事ではございますが、皆様が本当に写真を大切にされている事にはカメラマンとしては嬉しさも感じてしまいました。
洗浄しながら気付いたのですが
保管状況によって、写真の劣化度にかなりのさがあると感じました
ちゃんとアルバムに入れて、上からビニールがかかっていたりすると
かなりの確率で写真が残っているのですが、写真むき出しの状態で泥水をかぶってしまったものの救済はかなり難しく、特に写真を重ねて保管された場合には重ねた写真がくっついてしまい、画像の残す事はかなり難しくなります。
ポケットアルバムのような簡易的なものでも良いので、少しでもカバーされていると周辺の劣化はあるものの、大部分の写真が救済されたように感じます。
数は少ないですが、ラミネート加工やウオータープループ加工された写真についてはほぼ無傷で画像が保存されたおりました(ただ、一般的ではないので数はかなり少なかったです)
写真の保存方法のご参考になればと思います
泥水を洗いしっかり乾燥させます
とにかくバクテリアの繁殖を抑えるのが第一なので『乾燥』が特に大事なようです。
いつか同じように被災された場合や、写真を水没させてしまった場合、
まずは『乾燥』と覚えていただければ良いのではないでしょうか
ちなみに写真洗浄について詳しく書かれているブログがございましたので
リンクを貼らせていただきます
お困りの方がいらっしゃいましたらご覧いただくと随分違うと思います
http://kagaiguma.blog.jp/archives/1039838721.html
復興も写真洗浄もまだまだこれからといったように感じました
なかなか現地に行く事も難しいので、今後は写真を東京に送ってもらって
洗浄という案も考えております
一枚でも多くの思い出が救済されますように
改めてお見舞い申し上げます
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